テークバックで腕をスムーズに上げる方向とは !?【新井淳「2重振り子でスウィングが劇的に変わる!」/ゴルフレッスンプラスvol.8】
次にテークバックで腕を上げる方向について説明します。
まずは左腕です。
「両ワキ固定のグリップ」(※)でクラブを握り、みぞおちを回せば自然と手首はコックされます。そして、身体が回ると同時に腕も高く上がり、テコのように右手の下に左手が潜り込む形になります。
※両ワキ固定のグリップのつくり方
①左手を左足股関節の前に置く
②左手甲を上に向けて左手だけグリップする
③右手を下から引っ掛け、左手親指を包み込むように握る
④左手の手首を甲側に曲げて、ヘッドをボールの位置にセットする
これができると、両ワキが均等に締まり、体幹と上腕に一体感が生まれ、みそ落ちの回転とともに腕が上がります。
このとき、左腕は自分から見て右斜め上に上がっていきますが、その上がる方向に関しては、「最も気持ち良く上がるところに上げる」というのが正解です。
実際にやってみるとわかりますが、左腕は右横に動かしても、また、正面に動かしても上には上がってくれません。唯一上がる方向が右斜め上(45度前後あたり)なのです。
その方向がわからない人は、左胸の側面をこするように上げていくといいでしょう。そうすれば身体の動きと連動して左腕がスムーズに上がるし、身体もきれいに回ります。
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