CPKC女子オープン3日目：日本勢8人決勝進出、岩井明愛は首位から後退も逆襲へ
🏌️♀️ CPKC女子オープン3日目 — 熱戦の舞台で日本勢が躍動！
カナダ・ミシサガG＆CC（6661ヤード・パー71）で行われている米国女子ツアー「CPKC女子オープン」は、23日に大会3日目を迎え、世界のトッププレーヤーがしのぎを削る中、日本勢が大きな存在感を示している。決勝ラウンドには日本から8人が進出し、それぞれが見事なプレーを披露しながら、上位争いに絡む展開となった。観客席からは大きな声援が送られ、現地カナダのみならず、日本国内からも注目が集まる一日となった。
序盤から単独首位を守っていた岩井明愛は、この日やや苦しい展開を強いられた。前半でスコアを2つ落とし、トップの座からは後退したが、それでもトータル7アンダーの3位タイで踏みとどまり、後半戦への逆襲を狙っている。攻めのゴルフで知られる岩井は、持ち前の強気な姿勢を崩さず、最終日に向けて再びリーダーボード上位を目指す。そのプレーには「最後まで諦めない」という強い意志が込められており、多くのファンの心をつかんでいる。
一方で、今日のラウンドで最も輝いた日本勢の一人が西郷真央だ。安定したショットと冷静沈着な判断力で「67」という好スコアをマークし、トータル6アンダーの6位タイに浮上した。特にパッティングが冴えわたり、チャンスを確実にものにしていく姿は堂々たるものであった。西郷は今シーズン、安定感を武器に結果を残しており、この大会でも優勝戦線に絡む可能性を大きく広げている。
竹田麗央もまた確実なプレーでスコアを積み上げ、トータル5アンダーでホールアウト。ここ最近調子を上げてきている彼女にとって、この大会はさらなる飛躍を遂げる絶好の機会となっている。持ち前の安定感と、攻めと守りをバランスよく使い分ける戦略眼が光り、観客からも大きな拍手が送られていた。
ベテランの畑岡奈紗はトータル2アンダーでホールアウト。経験豊富な彼女らしく、難しいコンディションの中でも冷静に試合を運び、確実にスコアをまとめた。吉田優利も同じく2アンダーで、豪快な飛距離を武器に堅実なプレーを披露。二人のプレーは、大会全体の中で確実に存在感を放っていた。
また、西村優菜は1アンダーで3日目を終えた。小柄な体格ながら正確なショットを武器にする西村は、粘り強さを見せつけ、最終日に向けて再びスコアを伸ばす可能性を残した。彼女のプレーは、戦術眼と技術の高さを証明するものであり、観客からも期待の声が高まっている。ج
さらに注目を集めたのが勝みなみと馬場咲希。勝はトータル3アンダーでプレー中、安定したショットと勝負強さで観客を魅了している。一方の馬場は10代ながら堂々としたプレーを披露し、トータル2アンダーで奮闘中。彼女の飛距離は海外勢と比較しても遜色なく、まさに次世代のスター候補として輝きを放っている。
海外勢の中では、オーストラリアのミンジー・リーとアイルランドのレオナ・マグワイアがトータル8アンダーで首位に並び、熾烈なトップ争いを繰り広げている。両者ともメジャー制覇経験を持つ実力者であり、最後まで一打一打に緊張感が漂う展開となりそうだ。
そして、大会を盛り上げる最大の存在が地元カナダのブルック・ヘンダーソン。トータル6アンダーの3位タイにつけ、“カナダの妖精”と呼ばれる彼女の一打一打には、大観衆から大きな歓声が飛ぶ。地元ファンの後押しを受けたヘンダーソンが母国での栄冠をつかむのか、それとも日本勢や世界の強豪が阻むのか、大会はクライマックスに向かって緊張感を増している。
この日のコースは、硬めのグリーンと微妙な風が選手たちを苦しめ、難しい状況が続いた。フェアウェイを外すと深いラフに捕まり、リカバリーが難しくなる場面も多かったが、それでもトッププレーヤーたちは冷静に状況を読み、攻めの姿勢を崩さなかった。その中で日本勢が確実に上位につけていることは、世界の舞台での存在感を改めて示す結果となった。
最終日に向けて、優勝争いはますます混沌としている。日本勢が栄冠をつかむのか、それとも世界のスター選手たちがその座を守るのか。結果はわずかなショットの差に委ねられ、緊張感に満ちた18ホールが待ち受けている。観客もファンも、そして選手自身も、歴史に残る瞬間を迎える準備を整えている。
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