【こっそり聞く】女子プロテスト合格を目指す、東京国際大学ゴルフ部OG原田瑠璃南さんが、久しぶり湯原監督の指導を仰ぐ。その内容、当講義聴講生の多くが勉強となること必至です《第197回》
一般的に“アイアンはダウンブローで、ドライバーはアッパーブローで打つ”と言われています。ただし、前者の“アイアンはダウンブロー”というのは、何も決して自らボールの先にヘッド軌道の最下点が来るように打つわけではない、と湯原プロが教えてくれました。が、しかし、今なお、その講義動画を見て、納得がいかないという人が多いようでして……。だからですね、確かにそういう打ち方をするときもあるでしょう。でもそれは基本的な打ち方ではないんだよ、と日本ゴルフ史にアイアンの名手として刻まれている湯原プロが、物理学的な話を添えて説明してくれているわけで、問題なのは、それが理解できないからとそんなの間違っている、とコメント欄に書き込む方々……いい加減止めてもらいたいものです。分からないのなら、どこがどう分からないのか質問してくれればいいし、反論したいのなら、それなりのデータ、資料等を持ってお願いします。さらに言えば、できれば平均スコアで少なくとも80を切るくらいの、ゴルフにしっかりと取り組まれている方に限定したいのが本心です。対したキャリアもないのに、自分自身がそこまで学んだ知識や考えを偉そうにぶつけてくる人がいますが、「いやぁ、もうちょっといろいろ勉強してから書いてよ」との思いが募るばかりです。YouTubeだから何を書き込んでもいい? いやぁ、受け手側が誹謗中傷を感じる内容はダメでしょ、受講料払っているわけではないのですから。なお、誹謗中傷かどうかは、あくまでも受け手側が感じるものであることをしっかりと頭に入れておいて下さい。
さて今回、学んで頂きたいテーマ。それは“ドライバーで、アッパーブローに振るなんて意識してはダメだ。ティアップしていようが、むしろ、基本ダウンブローめに入るのが正解だ”です。まぁ、湯原プロが常々語っていることなんですけど……。ね、もうこの時点でまた反論というか、発展して誹謗中傷の書き込みが予想されます。まぁ、それらはいつものようにすぐ削除しますけど、ここで先に自分が書き込んだ内容を踏まえて、ぜひ、発展的な討論ができるコメントをお願いします。
ゴルフ界随一の理論派プロ
代名詞は切れ味鋭いアイアンショット
東京国際大ゴルフ部監督
湯原信光
ゆはら・のぶみつ/1957年8月14日生まれ、東京都出身。レギュラーツアー通算7勝、シニアツアー通算1勝。東京国際大学所属
7歳からゴルフを始め、74、75年と日本ジュニアゴルフ選手権制覇。日本大学櫻丘高校から日本大学経済学部に進学し、ゴルフ部へ入部。79年日本アマチュアゴルフ選手権を含む、27回の優勝を達成し、卒業後80年プロ転向。学生時代から定評のあった美しいスイングに磨きをかけ、日本を代表するショットメーカーとして君臨、一世を風靡した。
特筆すべきはパーオン率の高さ。記録の残る85年以降2005年までの21シーズン中、19シーズンでベスト10入り。98、00、01年は1位に輝く。
2013年7月、東京国際大学特命教授、および同大学ゴルフ部監督に就任。現役ツアープロがフルタイムで学生を指導する先駆者となった。
ツアープロ、大学教授、ゴルフ部監督と“三足の草鞋”を履きながら22年4月、日本大学大学院 総合社会情報研究科 人間科学専攻に入学。24年3月修士の学位を取得して現在、さらなるゴルフ理論を追究しつつ、博士号の取得を目指す。
《目次》
00:00 教え子卒業生紹介
01:10 原田さん最近の悩み
03:32 ヘッド軌道について
04:48 ドライバーでも…
08:11 湯原の解説→疑問
12:33 アッパーに打たない?
13:46 打ち分けられるように
17:09 今回の教え・まとめ
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